万葉広場トップ画像
 このコラムを「万葉広場」と名付けました。
万葉集の名にあるように万葉とはよろずの言の葉を意味しています。 私たちが便利に使っている葉書にも葉の字が使われています。 戦国時代にタラヨウという木の葉の裏に文字を書き情報のやり取りをしたのが葉書の由来だそうです。
 「万葉広場」はいのちの電話の活動を推進している私たちが、日頃思っていること、 感じていること、心掛けていることなど、その一端を皆様に紹介する「言葉の広場」です。

コラム6  チャリティ映画

 今回のチャリティ映画会は「海洋天堂」を上映します。早いもので、映画会も18回を迎えることとなりました。これも、埼玉いのちの電話を支えてくれている皆様のお陰だと思っております。ありがとうございます。
 埼玉いのちの電話は、皆さんの寄付で成り立っています。そのような中、何とか自分達でも活動資金を集めることが出来ないかと、チャリティ映画会を開くようになりました。

 初期の頃から、活動資金のことだけではなく、埼玉いのちの電話で上映するのだから、良い映画を上映しよう、という意気込みは強くあり、今でも、その気持ちは受け継がれています。
 映画を選ぶに当たっては、担当者たちが議論を重ね、試写を行い、決定しています。ですので、その映画には、担当者の熱い思いが詰まっています。

 今回の「海洋天堂」は、親子の絆を描いた映画だと、私は思っています。
「絆」という言葉は、3.11の震災以降、広く使われる言葉となりました。
 私も「絆」という言葉に、深い思い入れがあります。

 日本で、いのちの電話を立ち上げられた方のお一人である、故・稲村博先生は、人と人の間で結ばれる「心の絆」を、とても大切にされていました。先生の著書に「心の絆療法」があります。その中で、稲村先生は、「心の絆」が出来れば、自殺を防ぐことにも、いろいろな精神疾患の治療にも、とても有効である、と述べられています。
 ご興味のある方は、お読みになっていただければ、と思います。
 「海洋天堂」を試写しているときに、私はそのような思いで見ておりました。
 是非見ていただきたい映画の一つとなった所以です。

イラスト4


これまでのコラム一覧→

広報誌

講演会
インタビュー

万葉広場

サマリタンズ(ホームページより)

よみもの

全国いのちの電話連盟

暮らしと心の総合相談会

埼玉いのちの電話後援会

ページトップへもどる