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 このコラムを「万葉広場」と名付けました。
万葉集の名にあるように万葉とはよろずの言の葉を意味しています。 私たちが便利に使っている葉書にも葉の字が使われています。 戦国時代にタラヨウという木の葉の裏に文字を書き情報のやり取りをしたのが葉書の由来だそうです。
 「万葉広場」はいのちの電話の活動を推進している私たちが、日頃思っていること、 感じていること、心掛けていることなど、その一端を皆様に紹介する「言葉の広場」です。

コラム39 「支え合うこと」



 7〜8年ぶりにバネ指になりました。 前回は右手の親指でしたが、今回は両手の薬指です。
 バネ指になる原因は、その指に力が掛かり続けることが原因のようです。
 今回は、台布巾を洗う時に、濯いだ水が奇麗になるまで何度も濯ぎ、その度に力を込めて台布巾を絞るのを、何日も繰り返していたことが原因のようです。
 バネ指は関節が内側に曲がって、手が使えなるので、指を起こしてあげる必要があります。その時、痛みが奔ります。炎症を起こしているからだそうです。

 今回のバネ指は関節の曲がりが強く、指で三角形が出来る程曲がることがあり、手の平にくい込むかと思う程です。コの字型に曲がった時は、「ア、イタ(痛)」位で起こせますが、強い曲がりの時は起こしてあげる方の手に力を籠めて気合を入れないと起こせません。 思わず「イッタアイ!」ズッキーンとした痛みは上半身に響きます。

 その痛みが嫌で、そのままにしておこうかと思う位ですが、そうもいかず、どうしたものかと思った時に、「いっそのこと、強く握ってみたら。一緒に戦ってあげるから」と並んだ指達が言ったように感じました。
 破れかぶれの気持ちでギュッと握り、どうしたものかと思っていると「先に薬指起こしてあげたら」とまた指達が言ったように思いました。
 思い切って薬指を起こしてみたら、コの字型位の痛みかそれよりもマシな位の痛みで、びっくりしてしまいました。

 その事から感じたのは、人間社会と同じだということ。
何か問題が起きたとき、自分だけで解決しようと思うと大変なことでも、仲間や色んな人に関わって貰えば、楽な事があるのと同じだなということでした。

 そんなからだに「頑張ってくれてありがとう」と心を籠めて話し掛けながら、マッサージをしてみました。
 「ちゃんと向き合ってくれたね。私は自分のやるべきことを頑張ってやってるんだよ。でも、分かって貰ったらもっと頑張れるかも」と言っているようで、 温かい気持ちになり癒され、新たなエネルギーが湧いてくるのを感じました。 皆さんのからだはどんな風に応えてくれるか、試してみてもいいかもですね。



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