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 このコラムを「万葉広場」と名付けました。
万葉集の名にあるように万葉とはよろずの言の葉を意味しています。 私たちが便利に使っている葉書にも葉の字が使われています。 戦国時代にタラヨウという木の葉の裏に文字を書き情報のやり取りをしたのが葉書の由来だそうです。
 「万葉広場」はいのちの電話の活動を推進している私たちが、日頃思っていること、 感じていること、心掛けていることなど、その一端を皆様に紹介する「言葉の広場」です。

コラム29 自然の中で生きてくことって

イラスト23

自然は容赦がない・・。この夏は特に肝に命じた言葉だ。

二、三年前から毛染め剤にかぶれまだ白髪に抵抗のある私はなんとかしたいと100パーセント植物から作られた毛染め剤に挑戦してみたが、あえなく陥落。ダメージは化学染料の比ではなかった。植物性と言う言葉に、身体に優しいはずだと言う軽々しい先入観で安易に手を出した自分がわるいのだけれど・・・。それが私の頭の中で「自然は容赦がない」につながって行った。豪雨、竜巻、地震・・。どんなに手を合わせても真面目に生きていても、遭遇してしまったら、逃れられない。

用心して避けられることは、少ない、だからどうしようもないのだけれど、そんな悪天候や災害の中で、仲間の相談員が当たり前に電話室にいることを、大きな声で言ってははばかれるけど、すごいなぁと思う。
帰りの足がなくなっても、今この時間の一期一会を大事にしたいと、相談員の誰かが言っていた。
これは、自慢ではない。私の誇りだ。そんな仲間を持った小さな誇りなのだ。
自然災害よりも大きな人の絆が有る限り、まだ大丈夫、救われると信じたい。
先日の台風のあと、映画の書き割りのように現れた鮮やかな彩雲を、90の母が何度も何度もきれいだねぇと空を見上げていた。

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